Music Review : L

THE LADDER / FUTURE MIRACLES 【82点】

英国屈指のヴォーカリスト、スティーブ・オーバーランド率いるFMが「THE LADDER」に改名、そこに元DARE〜TENのスーパー・ギタリスト、ヴィニー・バーンズが加入という夢のようなラインナップが実現。主にFM時代に書かれた昔の曲が中心となっているようだが、この手の音楽は古いも新しいも関係なく歓迎されるもの。非常にクオリティの高い楽曲が洗練されたヴォーカルとギターで彩られていく様は非常に心地よい。ヴィニー・バーンズもこのような音楽のほうが居心地が良いのか、特に目立っているわけではないが楽曲の良さをうまく引き出すプレイに徹している。これだけのプレイヤーを揃えているのだから、今後も是非活躍の場を広げて頑張って欲しい(H)

LANA LANE / GARDEN OF THE MOON 【82点】

LAST AUTUMN'S DREAM / LAST AUTUMN'S DREAM 【83点】

美旋律の貴公子ミカエル・アーランドソン(Vo)、元FAIR WARNINGの叙情派ギタリスト、アンディ・マレツェク(G)、そしてEUROPEのジョン・レヴィン(B)、イアン・ホーグランド(Dr)、ミック・ミカエリ(Key)がバックを固めるメロディ派垂涎のスーパー・プロジェクト、LAST AUTUMN'S DREAMのデビュー作。ずっとソロで活動してきたミカエルがフロントマンだけに、ミカエル色が強いのは当然なのだろうが、自由奔放に弾きまくるアンディのプレイも主役級のフィーチュア度で、ギター・オリエンテッドな風合いも十分に感じられる。外部ライターによる楽曲が多く、レコーディングも今時らしく遠隔地でのデータ交換によるものだそうで、バンドとして本気なのかは微妙な印象を受けていたが、こうして聴いてみるとそういった要素は表に出ず、個々の経験と才能ががっぷり四つに組んだ充実したメロディアス・ハードに仕上がっている。流石だ。声そのものに哀愁のあるミカエルの素晴らしい歌唱(RADIOACTIVEで披露していたラフな歌い方も◎)、やはりFAIR WARNINGでの彼のプレイは重要な位置を占めていたのだと認識できるアンディのプレイは見事。楽曲も適度にドライブしたFAIR WARNINGっぽいものからミカエルのしっとりした声を生かしたAOR寄りのものまでバラエティに富んでいて楽しめる。(H)

LAST AUTUMNS DREAM / II 【79点】

北欧の貴公子ミカエル・アーランドソン(Vo)と元FAIR WARNINGのギタリスト、アンディ・マレツェクが組んだプロジェクトの2nd。リズム隊はEUROPE組からTALISMANのマルセル・ヤコブとジェイミー・ボーガーにチェンジしている。メンツはスゴイと思いながらも元々ミカエルとアンディの組み合わせにすら微妙な違和感を感じていた自分にとって、この作品を聴いてみるとさらに違和感が強くなってしまったかな、という印象。「メタル」なプレイスタイルのイメージが強いマルセルとジェイミーを加えながらも、実際音がすごく軽かったりする。特にセルフカバーの「Heat Of Emotion」なんかを聴くと顕著だし、前作になかったやや疾走している曲も加えたりするので尚更そう思うのだろう。いい意味でも悪い意味でも非常に優等生的な仕上がりで、決して悪いとは思わないが好きにもなれそうにないアルバム。(H)

LAST AUTUMN'S DREAM / WINTER IN PARADISE 【85点】

ミカエル・アーランドソン、アンディ・マレツェクらからなるプロジェクトの3枚目。1・2作目いずれもプロジェクトとしての違和感を感じ、特に2ndの出来には不満だったが、メンバー間の波長が合うようになったのか単に彼らのよい部分を出し切ったのか、ごく自然に粒ぞろいの良曲が並んだ印象を受ける作品だ。ミカエルのヴォーカルやアンディの奏でる秋冬狙いメロディのバランスがとても心地よい。特に#1「Let To Go」のツカミっぷりと#3「The Way You Smile」の哀愁満載のソロが絶品。ただ、ミカエルのソロ時代の名曲「It's Alright」は蛇足な気がした(オリジナルのほうが良かった)。(H)

LAST AUTUMN'S DREAM / SATURN SKYLINE 【85点】

LED ZEPPELIN / II 【76点】

LED ZEPPELIN / BEST 【78点】

LENE MARLIN / PLAYING MY GAME 【93点】

全体を通して彼女の清涼感溢れる声が僕の心の奥底にある優しさを起こしてくれる。彼女自身が作詞、作曲を行っていて、まだ18才。この才能と歌声は感嘆に値する。#3は名曲。程よいテンポではあるが、ギタ−の切ない音色や彼女の哀愁に満ちた声がアルファ−波を導き出す。バラ−ドも心を癒してくれる。若くて声に艶も張りもある。今後の成長が楽しみだ。(K)

LIFEHOUSE / NO NAME FACE 【86点】

カリフォルニア産ロックバンド。近年のアメリカン・ロックに対して感じていたマイナスイメージを完全に払拭するこのカウンターパンチは強烈だ!メロディのフックにまたフックというように、実によく練られたしっとりと物憂げなメロディが心にひっかかりまくる。雰囲気モノのロックとは一線を画す地に足ついたサウンドだ。特に#1「Hanging By A Moment」#2「Sick Cycle Carousel」が強烈で、BON JOVIの「It's My Life」を狂ったようにリピートしていた時と同じ感覚で接している。音づくりはシンプルながら音圧・音質とも最上級で、この手に感じていた鼻につく臭みというのが全くない。まるでブランドの広告モデルのような若きフロントマン、ジェイソン・ウェイドの素晴らしい歌後に惚れ惚れ。(H)

LIFEHOUSE / STANLEY CLIMBFALL 【90点】

「NO NAME FACE」で衝撃的なデビューを果たし、爆発的なセールスを記録したLIFEHOUSE待望の2ndアルバム。前作から漂っていたシンプルながら貫禄たっぷりのサウンドには更に磨きがかかり、良質のメロディで包み込まれた作風に自然体の姿勢が表れている。風格と存在感においては完全に一流のステータスを築いたといっていいだろう。キャッチーなメロディとポジティブなメッセージに溢れた#1「Spin」はアルバムを強烈にリード。ジェイソンの力強いヴォーカルにグイグイ引っ張られる#6「Out Of Breath」、#9「Take Me Away」も実に感動的PLだ。#3「Sky Is Falling」、#6「Stanley Climbfall」はウェットな表情のメロディをじっくりと紡いでいくタイプの曲で、じんわりと心の中にしみこんでいく。軽快なテンポの#8「Just Another Name」のような試みも面白い。じっくり聴いて味わいたい作品だ。(H)

LIFEHOUSE / LIFEHOUSE 【80点】

カリフォルニア出身のアメリカンロックバンド、LIFEHOUSEの3rdアルバムはバンド名を冠した勝負作。一聴した感想は「地味」。しっとり堂々とアダルトな雰囲気はこれまで以上で、明らかに落ち着いた作風を狙っていると思われるが、ひっかかりどころがやや希薄で、平坦な印象で最後までひっぱられた、という感じ。#1「Come Back Down」〜#3「Blind」あたりまでは貫禄漂うメロディが印象的だが、それ以降の平均点が総じて下がってしまっているのも要因かもしれない。どうしても「Hanging By a Moment」や「Spin」といったアップテンポなロックを望んでしまう自分のようなリスナーにとっては物足りなく感じてしまうのだろう。もちろん十把一絡げのバンドよりはレベルは高いし、この手の音楽はじっくり聞き込んで味が出てくるものだろうけど、個人的に期待していた以上の感動がなかったのが残念。(H)

LILIAN AXE / LOVE+WAR 【82点】

LILIAN AXE / POETIC JUSTICE 【82点】

LINKIN PARK / HIBRID THEORY 【81点】

歌心のある普通ヴォーカルとラップヴォーカルのダブルヴォーカルをフィーチュアした、ロック・ヒップホップを主軸にしたモダン・ヘヴィロックバンド(でいいのか?)。こういうタタキの時点で僕は全く今までは興味なかったのだが、最近はこういうのがアメリカでは流行りらしい。しかし、オルタナが流行っていた頃とは違う。今どきのモダン・ロックは明らかにメロディに対する意識が高い。LINKIN PARKもフック満載のメロディを取り入れ、重厚なサウンドで塗り固められた新しい音。新鮮だ。(H)

LION / DANGEROUS ATTRACTION 【73点】

LIONHEART / HOT TONIGHT 【83点】

LIONSHEART / LIONSHEART 【85点】

LIONSHEART / PRIDE IN TACT 【80点】

LIONSHEART / UNDER FIRE 【80点】

LIQUID TENTION EXPERIMENT / 2 【84点】

DREAM THEATERのマイク・ポートノイ(dr)、ジョン・ペトルーシ(g)、ジョーダン・ルーデス(key)、そしてKING CRIMSONのトニー・レヴィン(b)というメンバーで構成された超精密技巧派集団、LIQUID TENTION EXPERIMENTの2nd(1999年リリース)。ちょうどDREAM THEATERの「METROPOLIS Part2」の直前にリリースされる頃の作品だ。もともとはインプロヴィゼーションが生み出す創造性を追求し、ジャム的な演奏での力を試そうとしたらしいが、本作では基本的には作曲を前提に組み立てている。中にはモロDREAM THEATERな曲もあり、DREAM THEATERが好きというならまず気に入るだろう(ただし、半分ぐらいあるインプロヴィゼーションな曲には馴染めないかも)。スピード感のある#1「Acid Rain」やメロウな#4「Another Dimention」、17分の超大作#5「When The Water Brakes」などがハイライトか。各々の独創性・創造性が生み出したテクニカルなプログレッシブ・ロックを堪能できる。(H)

LISA STANSFIELD / REAL LOVE 【70点】

LITTLE ANGELS / YOUNG GODS 【75点】

LITTLE ANGELS / JAM 【79点】

LITTLE ANGELS / BEST 【81点】

LORDI / GET HEAVY 【90点】

え!?アニメの実写版PL!?てな感じの特殊メイクのコスチュームをまとった、強烈な個性をぶちかますフィンランド産メロディックロックバンドのデビュー作。ブックレットやオフィシャルサイトを見ても、そのビジュアル的なこだわり様はハンパなものではなく、相当の気概を感じる。そして、その見た目のインパクトに負けない素晴らしいメロディが受け手に二重の衝撃を与えてくれるのだ。フィンランド系バンド独特の哀愁漂うノリノリメロディにアリス・クーパーの毒気もブレンドされたキャッチーなメインストリーム型HR/HM。#5「Would You Love A Monsterman」なんか聴いているとMTVを観まくっていたころを思い出したりなんかして、頭の中で勝手にLORDIのメンバーをブラウン管の中で映像化してしまう。彼らのコスチュームも、歌詞も楽曲も、首尾一貫したコンセプトが感じられる一級品のエンターテイメントなのだと思う。まさしく「モンスター級」と呼べるアルバムだ。映像か生で是非観てみたい。それにしても個性豊かなバンドが湯水のようにあふれ出すフィンランドという国は本当に熱い…。(H)

LORDI / THE MONSTERICAN DREAM 【81点】

フィンランド出身の特殊メイキング・ロックバンドLordiの2nd。個性的なバンドが続々登場するフィンランド勢のバンドでもとりわけ衝撃的なコスチュームでその存在感もピカイチ、しかしそこから繰り出されるあまりにもポップでキャッチーでオーセンティックな古典的HR/HMはそれ以上に衝撃的であった。この2ndにおいてもまったく路線を変えてくることなく、直球のHR/HMナンバーで勝負。効果的なSEを多用しモンスターの雰囲気を充満させたなかにキャッチーなメロディを配する様は、こちらの予定調和の中にすっぽりと入ってくる。前作があまりに傑作だっただけに、正直楽曲のクオリティ自体は#3「Blood Red Sandman」以外の曲の評価はやや厳しいものだが、一流エンターテナーロックバンドを目指して是非頑張ってほしいバンド。来日したら絶対観たい。(H)

LORDI / ハードロック黙示録 【83点】

フィンランドのモンスターバンド・LORDIの記念すべき日本デビュー盤。なぜもっと日本市場に登場しなかったのか不思議でならない。キャッチーでノリのよい楽曲にローディのダミ声が炸裂する独特な世界は1stアルバムのころからなんらかわりない。見かけだけでなく、常に高品質なロックを届けてくれるのもこのバンドの大きな魅力である。このアルバムはヘルシンキでの10万人ライブや、ユーロビジョン・ソング・コンテストの舞台裏、そしてPVも3曲はいったDVDがついている。ハリウッドもびっくりの特殊コスチュームをまといながらの演奏は一見の価値あり。PVの力の入れ方もすごいし、この日本デビューを機にぜひ来日してほしいものです。

LORD OF MUSHROOMS / 7 DEADLY SONGS 【80点】

南仏モナコ出身のプログレッシブ・ファンタジック・ロックバンドの2nd。ポンプロックっぽいところはIT BITESあたりを想起させる部分もあったり、メタルっぽいパートはDREAM THEATERなんかもちらつく。本作は7つの大罪をテーマにした作品。ジャズ、フュージョン、メタルを巧みに取り入れたプログレッシブロックで、こういうのは構成力が試されるわけだが、僕のような初心者が聴いてもその貫禄は十分感じ取ることができる見事な構成。演奏力も全く隙がなく、洗練度の高い完成されたバンドだと感じた。なかなか他にはいない個性のあるバンドだが、この音を受け入れる市場として決して裾野は狭くないと思う。(H)

LOST HORIZON / AWAKENING THE WORLD 【83点】

メロディ、スピード、パワー、ドラマティックな展開と、ヘヴィメタルの持つおいしい属性を満載し、SF映画を題材にしているというビジュアル(というよりコスチューム)もファンタスティックで名前にも別の役名?のようなものをつけてしまうという、とにかくクサくて鼻をつまんでしまいそうなバンドの登場だ!質が悪ければ大爆笑なんだけど、これがまた相当レベルの高い音楽なもんだからびっくり。ウォリアールックから想像つくように「オーオーオー」と雄叫びをあげながら疾走する勇壮なドラマティック・ヘヴィメタルで、IRON MAIDENやMANOWAR、初期PRETTY MAIDSを想起させるものが多い。それにしてもこのヴォーカリストの実力はすごい。単にハイトーンなだけでなく、力強さや巧さも兼ね備えているこの人、数多いヘヴィメタルシンガーの中でも最も優れた一人といえるのではないだろうか。少なくとも、僕が今まで聴いた中では一番すごいと思えるかもしれない。曲自身は「Denial Of Fate」あたりがかなりツボで、その他も総じていい曲が多いけど、クサさが強いので飽きるのも早そう。拳をつきあげて一緒に叫びたい気分の時はHALFORDかこれだな。(H)

LOST HORIZON / A FLAME TO THE GROUND BENEATH【90点】

スウェーデンが生んだ現代の北欧戦士・メロディック・パワーメタルの新たなる旗手、LOST HORIZONの2ndアルバム。デビュー作「AWAKENING THE WORLD」のインパクトは絶大ながらも意外と持続性がなかった(個人的な好みの問題です)のに比べ、本作は好みがどうだとかいう問題ではなく、ヘヴィメタルかくあるべし!といった衝撃と凄味を否応なしにみせつけられた濃度倍増のアルバムだ。空気、否宇宙空間を切り裂くシャープなリフと情念の濃さに満ち満ちた美旋律のギタープレイ、生命力を宿した逞しい鼓動を生み出すリズム隊、そして体内の核融合で信じられないパワーを生み出す驚異のシンガー、ダニエル・ハイメンの威圧感たっぷりのヴォーカル…これらが化合して生み出される音はまさに宇宙並のスケール感。宇宙空間を想起させるイントロとアウトロで挟む構成も全体を引き締めており、中でも終盤の#6〜#8の展開がお気に入り。特に12分にも及ぶドラマティックな超大曲#8「Highlander」のラストはいつ聴いても鳥肌が立つ。ライブでこんなサウンドが再現されるものなら是非観たい。(H)

LOUD & CLEAR / DISC-CONNECTED 【81点】

キャッチーなメロディとコーラスワークが魅力の3人編成のハードポップバンド。ハスキーで抑揚が平坦な声質がジョー・エリオットに通じるものがあり、DEF LEPPARDほど緻密ではないがそういうプロダクションが映える音楽だ。自分の好みとはちょっと違ったけれども、よく練られたメロディはその手の音楽が好きな人にはおすすめできるだろう。大仰なサビメロが強烈な#4「Time To Let Go」は名曲。(H)

LOUDNESS / LOUDEST 【80点】

LULLACRY / BE MY GOD 【88点】

TO/DIE/FORの「In The Heat Of The Night」や「Hollow Heart」で僕の心をがっちり鷲掴みにした美声女性ヴォーカリスト、タンヤのメインバンドの2nd。音楽性は普遍的なハードロックで、TO/DIE/FORに見られるように、キャッチーでポップなだけでなく、憂いのあるゴシックテイストがふんだんに散りばめられているところが◎。タンヤもTO/DIE/FORのコーラスで見せたエモーショナルでキュートでセクシーな唱法を軸に、時にポップに、時にパワフルに歌い上げる幅広い表現力の持ち主で、多彩なバリエーションの楽曲を余裕綽々で歌いこなしている感じがする。厚みのある声で伸び伸び歌う声とキャッチーこのうえないメロディがビンビン心に届く。(H)

LULLACRY / CRUCIFY MY HEART 【87点】

「BE MY GOD」以来約2年ぶりの3rdアルバム。ヴォーカリストTanya嬢が脱退し、新たにTanja嬢(笑)が加入したようだが、名前も声も見た目も全く区別つかないんすけど…。そんな超紛らわしいメンバーチェンジを経て作成された新作は、一度聴けばクセになる哀愁たっぷりのキャッチーなメロディラインが既に“LULLACRY節”といっていいぐらいの個性も感じられ、堂に入った安定感に貫禄が漂っている。本作からの1stシングル#3「Don't Touch The Flame」はフックに富んだメロディが体中の毛穴を全開にさせる、LULLACRYの全ての魅力を凝縮した超名曲。2ndシングルにも決定しているオープニングの「Alright Tonight」、独特のメロディでハードに突進する#9「This Time」、THE 69 EYESっぽいイントロからはじまる#11「Better Days」等々聴き所の多い一枚だ。(H)

LULLACRY / VOL.4 【84点】

フィンランドのノリノリゴシックメタルバンドLULLACRYの4作目。ほのかなゴシック風味は全体にまんべんなく散らしながらも、ポップさ、ヘヴィさもバランスよく取り入れ、Tanja嬢のキュート&セクシーなクサメロVoをフィーチュアしたサウンドはありそうでなかなかないスタイルで完全にこのバンドのカラーとなっている。ハイテンションで疾走しまくる特に前半#1〜#4あたりの流れが心地よい。一瞬にして自分の世界に引き込むことのできるバンドであり、もっと評価されてよいバンドだと思う。(H)