聖闘士星矢

劇場版が現在上映中だという「劇場版 聖闘士星矢 天界編 序奏〜overture〜」
へーなつかしーと思ってサイトのキャラクター紹介ページを見てました。え!なに!?このヒトたちって13歳とか、そんな年齢の設定だったんだ?。ジャンプで読んでいたときは違和感なかったんだと思うけど、フェニックス一輝が15歳ってのはちょっとショックだ。

I am Sam

cover「I am Sam(2001年アメリカ/ジェシー・ネルソン監督、出演:ショーン・ペン、ミシェル・ファイファー)」
知的障害で7歳の知能しかもたない父親サム(ショーン・ペン)と娘のルーシー(ダコタ・ファニング)はまるで友達同士のように楽しく幸せな生活を送っていたが、ルーシーが7歳を迎えるとき、父親に養育する能力がないと判断されてソーシャル・ワーカーにより引き離されてしまう。優秀な弁護士リタ(ミシェル・ファイファー)に頼み込み、裁判でルーシーを取り戻そうとする…という話。サムの娘に対する愛情、彼の周りを取り囲む仲間たちの温かい応援、忙しくていつもピリピリしているがサムの思いに自分の息子との関係をダブらせて次第に心を開いていくリタ、一見冷徹に見えるが実は深い思いやりでルーシーの未来を心配する検事、そしてそして愛くるしい顔でサムに対して自分にどう接してほしいかを導くルーシーと、各キャラクターの個性、役回りは素晴らしく良くて心打たれました。笑いにも涙にも溢れた爽やかな感動を与えてくれる映画です。

迷宮の十字路

cover「名探偵コナン:迷宮の十字路(2003年)」
ずっと借りたかったのに常にレンタル中だったビデオが数ヶ月たってやっと借りられた。今回は京都を舞台に義経と弁慶といった歴史上の人物とクロスさせて物語が展開していく。複雑な十字路に隠される事件を追ってコナンと平次が大活躍。3Dもミックスしたバイクチェイスやマトリックス風味の殺陣シーン(!?)などやや作りすぎな感じもしなくもないけど映画だから仕方ないか。犯人そのものにあまり魅力がないけど謎解きの部分は結構面白かったです。

風が吹くまま

cover「風が吹くまま(1999年イラン=フランス/アッバス・キアロスタミ監督)」
珍しい葬儀の儀式があるというイラン北部の村へと取材にやってきたTV制作クルーのディレクター、ベーザードが体験する日々を描いたドラマ。危篤の老婆が容態を持ち直してしまうことで、クルーはなすすべのない生活を送ることになる。案内役の子供・ファザードや村人たちとの会話を軸に、暇を持て余すなかでの上司からの催促、仲間からの決断を迫られながら淡々と物語が進んでいく。ほとんどの会話は会話の相手が見えない。仲間である撮影クルーも声だけで最後まで一切顔がでてこない。上司の度重なる催促も全て携帯電話。ベーザードの一人芝居的な演技の中に、もどかしさと焦燥感がうまく表れていると思う。
ストーリー展開が淡白なので正直集中力が途切れてしまうところもあったが、この村で起こっている悲惨な現状がファザードが通う学校の先生によって深く語られている。先進国にすんでいる僕らには少々現実味のないものなのかもしれないが、人間の営みというか、本質的なものが描かれている気がした。全編にわたる自然の映像美は思わず息を飲む美しさ。
99年度ヴェネチア国際映画祭審査員グランプリ受賞。

知らなかった…

デフ・レパードが映画化されていたなんて…。ま、熱心なファンてわけではないので当時の記事とかよく見てなかっただけなんだろうけど。
「デフ・レパード/ヒステリア・ストーリー(2001年アメリカ)」
今日の深夜2:45からスターチャンネルで放映ですって。たぶん観ないけどちょっと観てみたい。てかめんどくさくてビデオとか録らないんですよね、我が家では。それにしてもなぜにデフ・レパード?しかも2001年に?

今夜はトーク・ハード

coverクリスチャン・スレーターが妻と喧嘩で頭部に20針を縫う重傷…。こりゃ切ない。C・スレーターはハリウッド俳優の中でも1、2を争うぐらい好きなアクターですが、最近の作品はあまり観てないな…。ここのリストには入っていないんだけど、個人的には1990年の「今夜はトーク・ハード」が好きでした(邦題がマズイ)。厳格なエリート校が舞台で、言いたいことがあっても為す術がない生徒たちの心を代弁するかのようなDJハード・ハリーの海賊放送は生徒達の間で熱狂される存在に。そのDJの正体は学校の理事の息子、普段は無口な優等生、マーク(スレーター)だった。そのラジオがきっかけで自殺者を出してしまい、彼は放送をやめるか、社会に刃向かうか苦悩するが…といった感じの内容。若くて熱血です。
あと、無口ぶりが最高の「忘れられない人(1993年)」も泣きの傑作。

座頭市

cover「座頭市(2003年/北野武監督、出演/北野武、浅野忠信、夏川結衣、ガダルカナル・タカ)」
待ちに待った北野武最新作、ベネチアやトロントで賞を受賞した話題の映画。前作「Dolls」ですっかり北野作品に魅了されてしまったけれど、この作品もとても素晴らしかった。たけし演じる市は居合いの達人の鋭い格好良さに、本人ともクロスするおとぼけ具合が見事にはまっていて、座頭市=勝新というイメージを良い意味でうち破り、ラストにはアッと驚く新しい座頭市が誕生している。一瞬で決着のつくスピード感のある生々しい殺陣シーン、随所に織り込まれたコメディセンス、感動と興奮を呼ぶタップダンス…。痛快とはまさにこのことだ!たけしスゲーかっこいい…と思ったら夜の「世界まる見え!テレビ特捜部」ではいつもの変装姿でギャグ連発(笑)。多才なアーティストに拍手。

ペレ

cover「ペレ(1987年スウェーデン=デンマーク/ビレ・アウグスト監督)」
19世紀末、老父とその息子が希望を求めてスウェーデンからデンマークに移民してきた。しかしそこに待ち受けていたのは描いていた夢とはかけ離れた過酷な労働と生活、そして人種差別。デンマークの美しくも厳しい大自然をバックに残酷なことが次々と、淡々と起こっていく、重くて暗い映画。自由の大地に向けて旅立つ息子が大雪原での父と別れるシーンは印象的。諸所に希望の光も見え隠れする、心に残る映画でした。

踊る大捜査線THE MOVIE 2

「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」をやっと観にいきました。予想してたよりさらに面白くなってて、すごくよかったです。「踊る〜」らしいテンポのよいスピード感、緊張感とユルさ、キャラクターの個性の強さ、そして全ての場面にビッチリとちりばめめられた喜怒哀楽の度合いも満点。極上のエンターテイメントではないでしょうか。最高でした。また観たいです!

太陽は、ぼくの瞳

cover「太陽は、ぼくの瞳(2000年イラン/マジッド・マジディ監督)」
「運動靴と赤い金魚」ではひたすら家族愛を描いて感動を与えてくれたが、この作品は逆。盲目な息子が邪魔に思う父と、それに気づいている息子。なぜ父はそれほどエゴむきだしなのか、たしかに苦労も多くいろいろなものを背負ってはいるのだろうけど、感情移入できるだけの理由もない。ラストは救いがあるけど無理矢理っぽい。ちょっと残酷だ。