そうか、もう君はいないのか / 城山三郎
昨年お亡くなりになった城山三郎さんは、僕が茅ケ崎に住んでいるとき、すぐ近くのマンションに住んでいたそうです。当時それを知りつつも文学に関心が薄くて作品に触れることはなかったのですが、最近たまたま本をみかけたので、遺稿となった本書「そうか、もう君はいないのか」を手にとりました。
先に逝ってしまった奥様との人生を振り返る半生記。書き終わっていない内容を編集者が構成した第一部と、二女・紀子さんが書き添えたあとがきからなる二部構成。平凡だけど、そこにきらきらと輝くような人生がある。いろんな夫婦像があり、読み手それぞれの夫婦のカタチとは違っても、夫婦とは何かというのを考えさせられます。
泣ける本だときいていました。毎朝早朝に読み進めてましたが、最後の二女紀子さんのあとがきに涙腺が緩みました。
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